
「量子力学的倫理:愛とは何か?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
量子力学の存在論的解釈は自他の関係性が世界を基づけていることを示唆しています。なぜなら存在は自他によって構成されるからです。世界は自他の愛によって構成されているといえます。愛とは自他を統合する運動、すなわち回転です。愛ゆえに宇宙のあらゆるものが回転しています。

「自己と他者:存在のまえに「ある」ものはあるか?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
砂古氏による「スピナーズのための量子力学講座」も3 回目ということで、前回の存在が〈見るもの―見られるもの〉の蝶番をなすという話から、さらにその向こう側にいる他者との関係を含めた2×2の四項関係を見て行きます。

「微分、積分、そして複素数――存在はキャッチボールができるか?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
量子力学講座第6 回のポイントは「微分とは奥行きに入ることを意味する」というもので、通常の数学から言えば仰天するような解釈ですが、ヌース的解釈を通した量子力学においては、微分化と虚数化は同じ意味だということです。