
「量子力学のカタチ」 (ゲスト講師:砂古武彦)
量子力学講座第7 回は、量子力学というものが存在様態の全体である「ヒルベルト空間」と物体の位置である「時空間」を跨いで存在しているという話です。この2 つの空間を媒介するのが観察としての身体であり、exp(iθ)という軌道で表されますが、ここにはまだ他者が考慮されておらず、拡張の余地があるんじゃないかというわけです。

「関数2」(ゲスト講師:佐藤博紀)
「関数(2)」では、微分の解説に始まって、テイラー展開、オイラーの公式、ユニタリ群U(1)までを一気に紹介していきます。S 博士のポイントをついたテンポのよいレクチャーで、これらの関係性がスムーズに理解できる構成になっています。

「量子力学的倫理:愛とは何か?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
量子力学の存在論的解釈は自他の関係性が世界を基づけていることを示唆しています。なぜなら存在は自他によって構成されるからです。世界は自他の愛によって構成されているといえます。愛とは自他を統合する運動、すなわち回転です。愛ゆえに宇宙のあらゆるものが回転しています。