「自己と他者:存在のまえに「ある」ものはあるか?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
砂古氏による「スピナーズのための量子力学講座」も3 回目ということで、前回の存在が〈見るもの―見られるもの〉の蝶番をなすという話から、さらにその向こう側にいる他者との関係を含めた2×2の四項関係を見て行きます。
「行列1:行列の基礎」(ゲスト講師:佐藤博紀)
この回からは、いよいよ行列の内容になります。『ヌーソロジー理解のための数学教室』の目標は、実は行列SU(2)を理解することにあります。SU(2)は、次元観察子でいうとψ5.6〜ψ7,8に入り込んでいる構造です。行列の概要からパウリ行列といった重要なものまで、行列について一通り解説していきます。
「量子力学のカタチ」 (ゲスト講師:砂古武彦)
量子力学講座第7 回は、量子力学というものが存在様態の全体である「ヒルベルト空間」と物体の位置である「時空間」を跨いで存在しているという話です。この2 つの空間を媒介するのが観察としての身体であり、exp(iθ)という軌道で表されますが、ここにはまだ他者が考慮されておらず、拡張の余地があるんじゃないかというわけです。