スピナーズのための量子力学講座 #09
「量子力学的倫理:愛とは何か?」 (ゲスト講師:砂古武彦)
|収録時間:2:10:47
量子力学の存在論的解釈は自他の関係性が世界を基づけていることを示唆しています。なぜなら存在は自他によって構成されるからです。世界は自他の愛によって構成されているといえます。愛とは自他を統合する運動、すなわち回転です。愛ゆえに宇宙のあらゆるものが回転しています。
量子力学の存在論的解釈は自他の関係性が世界を基づけていることを示唆しています。なぜなら存在は自他によって構成されるからです。世界は自他の愛によって構成されているといえます。愛とは自他を統合する運動、すなわち回転です。愛ゆえに宇宙のあらゆるものが回転しています。
デデキントの切断をめぐる田邊元の「媒介論」に始まり、圏論の圏・関手・自然変換へと繋がっていくという話なのですが、ヌーソロジーではまだ馴染みのない数学概念に加えて、哲学的な意味合いが絡むだけに、なかなか難しい内容です。
量子力学講座第7 回は、量子力学というものが存在様態の全体である「ヒルベルト空間」と物体の位置である「時空間」を跨いで存在しているという話です。この2 つの空間を媒介するのが観察としての身体であり、exp(iθ)という軌道で表されますが、ここにはまだ他者が考慮されておらず、拡張の余地があるんじゃないかというわけです。
量子力学講座第6 回のポイントは「微分とは奥行きに入ることを意味する」というもので、通常の数学から言えば仰天するような解釈ですが、ヌース的解釈を通した量子力学においては、微分化と虚数化は同じ意味だということです。
砂古さんの量子力学講座もう5 回目で、前回の空間の自他構造に引き続き、いよいよ時間の話に入ります。ズバリ!「時間とは何か」です。
4 回目の講座では、現前と付帯現前からなる共現前を用いて、存在の舞台として、自己と他己、自我と他我の複素2 次元空間を採り上げます。