ヌーソロジー理解のための数学教室 #6
「行列3:SO(3)とSU(2)」(ゲスト講師:佐藤博紀)
|収録時間:2:09:52
まずは、これまで平面上(2次元)で考えていた回転を、3次元に拡張してSO(3)を見ていきます。そしてSO(3)がSU(2)とどのようにして同型対応していくのか等を確認していきます。後半ではSU(2)の内容を詳しく見ていきます。スピノールの数学的な形式や空間上での回転を学ぶことができます。
まずは、これまで平面上(2次元)で考えていた回転を、3次元に拡張してSO(3)を見ていきます。そしてSO(3)がSU(2)とどのようにして同型対応していくのか等を確認していきます。後半ではSU(2)の内容を詳しく見ていきます。スピノールの数学的な形式や空間上での回転を学ぶことができます。
回転群ということですので、円の行列表現です。前回まではオイラーの公式で円を表現していました。 また指数行列まで応用すると回転、反転、ローレンツ変換についてのイメージも数学的な裏付けを得ることが出来ます。
この回からは、いよいよ行列の内容になります。『ヌーソロジー理解のための数学教室』の目標は、実は行列SU(2)を理解することにあります。SU(2)は、次元観察子でいうとψ5.6〜ψ7,8に入り込んでいる構造です。行列の概要からパウリ行列といった重要なものまで、行列について一通り解説していきます。
砂古武彦氏の「スピナーズのための量子力学講座」の最終回。砂古さん本当にありがとうございました。この講座は、ただの量子力学入門講座ではなく、哲学の現象学や存在論の観点を取り込んで展開するといった独特の内容であり、既に量子力学をご存知の人でも楽しめるようなものだったと思います。まだまだ表層的には十分に整備されていないヌーソロジーの物理学分野と哲学分野の融合的真髄を先行して説いてくれているような内容だったと思います。